iOS シミュレーターの動画を QuickTime Player で音声と共にスクリーン録画する
iOS シミュレーターの動画を QuickTime Player で音声と共にスクリーン録画する方法について簡潔に説明します
iOS シミュレーターの動画を QuickTime Player で音声と共にスクリーン録画する
iOS シミュレーターの動画のみを録画する方法としては、ターミナルで以下のコマンドを実行する方法が最も簡単です。
$ xcrun simctl io booted recordVideo <movie_title>.mov
しかし、どうやら音声と同時に録画はできないようです。
したがって、QuickTime Player と Background Music を利用して録画します。慎重に設定しないと上手くいかないので気をつけてください。
Background Music のインストール
いくつか方法がありますがhomebrewが簡単ですね。
$ brew install --cask background-music
設定
- Background Music が起動していること
- Background Music の Output Device が Macのスピーカー(私の場合はMac mini Speakers)になっていること
- システム環境設定のサウンドのInput、Outputが Background Music になっていること
- iOS シミュレーターのI/OのAudio Input, Audio Output が Background Music になっていること
- QuickTime Player のオプションのマイクが Background Music になっていること (Background Music (UI Sounds) ではない)
1. Background Musicが起動していること
画面右上にアイコンが表示されます。私は散々迷った挙句Background Musicの起動を忘れていたことが原因で音声を収録できていなかったことがありました。
2. Background Music の Output Device が Macのスピーカー(私の場合はMac mini Speakers)になっていること
アイコンをクリックするとこのように表示されます。Output Device が Mac になっていることを確認します。
3. システム環境設定のサウンドのInput、Outputが Background Music になっていること
以下の通りです。
4. iOS シミュレーターのI/OのAudio Input, Audio Output が Background Music になっていること
ここもかなりハマりポイントでした。
5. QuickTime Player のオプションのマイクが Background Music になっていること (Background Music (UI Sounds) ではない)
新たにスクリーン録画をクリックすると、
オプションが選択できます。ここのマイク設定で Background Music を選択します。(Background Music(UI Sounds) ではありません)
以上の設定が確実に出来ていると、音声付きで録画出来ます!
録画した動画
最近リリースした初めてのFlutterアプリの動画です。
これでもう音声付きでスクリーン録画する方法を忘れることはないですね!